ばーちゃるねっとなんとかかんとか

ホンの2年ほど前までは、それこそ雨後のたけのこのようにVNI(ヴァーチャルネットアイドル)がいっぱいいました。
まぁその辺の考察とか、感想とかは別のサイトに任せるとして・・・
ぼくはひとつのVNIを思い出したいと思う。
その名も「テキッ娘。」
わかってる人にはもうぼくが何の話に持っていこうとしているか分かると思うけど、まぁいいじゃないか、
ちょっと「テキッ娘。」の話をしようよ。

「テキッ娘。」とは

ええと、ごらんのようにすでに終了してしまった「企画」です。
この企画の斬新だった部分は「アイドルユニット」の形をとったVNIだったということだと思います。
5人のアイドルに個性を持たせて曜日ごとに更新するという形は、なかなか出来る発想じゃぁないと思います。
アイドルユニットらしい役割分担や、ヨゴレもいますしね・・・。
しかし、やはり無理がたたってしまったのでしょうか。
プレオープン後に「春休み」と称して停止したまま静かにその幕を閉じました。
「テキッ娘。」の功績は、なんと言っても「敵ッ娘」というリスペクト(?)サイトを生み出したことだと思っています。
え?
「敵ッ娘」も更新停止している?
いやいや、そうではないのです。
「テキッ娘。」から「敵ッ娘」へ、そしてその後『黄金の精神』を受け継ぐ者を生み出したこと。
それこそが「テキッ娘。」の「敵ッ娘」の役割だったのではないかと、
ぼくは今でも思っています。
そう、まるで『引力』に引かれるように・・・。

『黄金の精神』

そのサイトを初めて知ったのは、ぼくがまだニュースサイトのようなものをやっていた時で、
そう、たしか「花の慶次」ネタに反応したのが最初だったと思う。
ログを見返してみてもこれがまた面白い。
ネタがかぶるというか、ブギーポップキングゲイナー灰羽も、そして花の慶次のネタも分かってしまうのだ。
それがたまらなく心地よかった。
ネタを使うだけでなく、アレンジするのが何よりうまい。
「ヒョトコサイ〜ン」
「キングボイナー」
「全日本ごはん大会ファイナル弁当」
数々のステキな言葉も生み出してくれた。
そして
彼は『黄金の精神』を受け継いだ
そして・・・

二週目

「テキッ娘。」は停止してしまった。
そういう意味では「テキッ娘。」は死んでしまったのかもしれない。
しかし、たまきんは、かれれんは、えりりんは、あまねちんは、そしてゆかりんは。
彼女達も又死んでしまうのだろうか?
「否」
私は「否」と答える。
「テキッ娘。」というサイトは死んでも、テキッ娘は死なない。
VNIは死なない。
VNIは、VNIが自らその役割を捨てたときに初めて死ぬ
・・・と思っている。受け売りだけどね。


願わくば
この広い電子の海のどこかで
テキッ娘が敵ッ娘がそして停止してしまったサイトのVNI
今も密かに時を刻んでいますように


願わくば
この広い電子の海のどこかで
私達の愛した彼女たちが笑っていますように


願わくば
この広い電子の海のどこかで
『引力』に引かれるように
再び出会うことが出来ますように・・・